人類は乗り過ごしました

目を開けると、そこは見知らぬ駅。あわてて電車を飛び降りる、誰もいない、クリーム色の壁。戸惑う僕を尻目に、電車はまた闇の中へと潜っていってしまう。蛍光灯の放つ微小なノイズが満たす空間に、僕の足音だけが波紋を投げかけている。
要するに寝過ごしたのです。十分遅刻でしたけど、今日は最初の二十分は志望校とか書くだけだったので、セーフでした。誰もいない地下の駅の怖さ、僕は二度と忘れない。
さて、そんなことより台風が来ていたはずなのに模試が実施されてしまいました。昨夜は「暴風雨!暴風雨!」なんてむやみにはしゃいでいたのに、一夜の間に何があったのでしょう、この晴天。台風が僕らの連休を阻止しようとしているしか思えません。世界は悪意に満ちています(擬人主義)。
で、模試は今日と明日の二日間。今日は「文系的」な科目を中心に。0.3mmのシャープペンでマークシートに挑んだ猛者は後にも先にも僕だけでしょう。塗りにくいことといったら。
国語は、まぁだいたい五択なのだけど、正直なところ二択くらいまで絞ってしまうと、あとは僕の読解力あるいは感性の分解能を下回ってしまうのか、どちらでも同じに思えてきます。あと、現社が結構難しかったかも。
帰りに「火の鳥」を飛び飛びに四冊購入。未来編と復活編は小学生だった頃に何度も読んだ記憶が。授業中に読んでいたら酷く怒られたのだけど、反省はしていません。