2007-07-15から1日間の記事一覧

回る

高度に発達した走馬燈は、現実と区別がつかない。

人類は乗り過ごしました

目を開けると、そこは見知らぬ駅。あわてて電車を飛び降りる、誰もいない、クリーム色の壁。戸惑う僕を尻目に、電車はまた闇の中へと潜っていってしまう。蛍光灯の放つ微小なノイズが満たす空間に、僕の足音だけが波紋を投げかけている。 要するに寝過ごした…