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計算尺が予想外に便利で困っている。入試に持ち込みは許可されていないのだろうか(だろうな)。計算が苦手なので、ついつい頼ってしまう。
テレビを観ていると、十七年ゼミの話をしていた。十七年に一度だけ地中から湧くセミがシカゴかどこかで大ブレイクしていて、ちなみに食べたりもしているらしい*1のだけど*2、「なぜ十七年なのか」の説明がなされていた。
何とか大学の何とか教授の仮説によると、じつは似たような感じで十三年ゼミなるものがいるのだが、これらが同時に湧くと、異種間交雑(?)が起こって子孫が残せない確率が高くなるので、同時に湧くことが少なくなるように素数が選ばれたのだろう、とのこと。わざわざ秋山仁を呼び出してホワイトボードに倍数を書き出させていた*3
しかし、よく考えるとこの仮説はいまいち不完全だ。それぞれの周期が互いに素である説明にはなるが、13と17である理由にはならないし、どうせなら16と17なりにした方がいいではないか。
もしかすると、13と17というそれぞれの数が重要なのではなく、221年周期でこれら二種のセミが同時に存在することが重要なのではないか、と、問題を先送りにするだけの謎仮説(冗談)を考えたあたりで、十六年周期で湧く捕食者が云々なる仮説を思い出したので、飽きた。字数稼ぎとしては上出来。

*1:あっちではセミ自体が珍しいとか

*2:チキンみたいで美味らしい

*3:トリビアの泉」でも111111111の二乗を筆算してて、笑った。しかしあの人、見るたびに胡散臭くなってゆくな