2007-08-24 とある伝説LXI nonsense ある日疲れて帰宅すると、母が壁に頭を埋めていた。こう、頭突きでもしたみたいに埋めていた。 「食べ物ない?」 「ない」 仕方なく妹の部屋を訪れると、妹が友人たちと壁に頭を埋めていた。 「あ、こんにちわ」 「こんにちわ」 「何か用?」 「べつに」 自室では、僕が壁に頭を埋めていた。 「おかえり」 「お疲れ様、代わるよ」 「ありがとう」 そうして僕は壁に頭を埋める。後ろでは僕が昼寝を始める。