P2Pのはなし

せっかくなので、メモ。stubになってるけどstubのままかもしれない。

参考文献

Winnyの技術

Winnyの技術

昔借りて読んだ。買うかもしれない。いい本。

P2Pってなんですか

PeerToPeerの略。個々のノード同士で通信を行う。

二種類のP2P

P2Pといっても、二種類に大別可能。主な違いは、発音のしやすさと、ノードの対等性。

ハイブリッド

はいぶりっどぴあつーぴあ。名の知られた(僕が知っている)ファイル共有ソフトではWinMXが該当する。Napsterもだろうか。ファイルの送受信はP2Pで行うけれども(つまりノード間で直接やり取りするということだ)、ファイルの探索には中央のサーバを利用している。そのため、サーバが叩かれると死滅する*1し、トラフィック的に死にやすい(偏見)。こんなのP2Pじゃないやい、と思っている。

ピュア

ぴゅあぴあつーぴあ(非常にいいにくい)。Winnyや、Shareやらが該当。ほかは知らない。中央にサーバが必要ない。ファイルの探索もP2Pで行う。ちょっとトラフィック過多に陥りやすいので、そこらへん*2のさじ加減が重要。
トラフィック過多とノード数ゼロ以外では絶対に死滅しない。どこを叩かれても安全。問題点があるとすれば、ネットワークに参加するためには既にネットワークに参加しているノードのどれかに繋がなければならないのだけれど、それを発見する効率的な手段がない*3こと。

なんで金子氏が捕まったの

知らない。一度生まれてしまったWinnyのネットワークは既に開発者の手を離れて一人歩きしているわけだから、開発者を逮捕したところでもうどうにもならないのだけど、なぜ。どうにかして裁けるとでも思っていたのでしょうか。核兵器は恐ろしいけれど、開発者*4を逮捕したところで、もう手遅れ。もう止まらない。2ch管理人のひろゆき氏も似たようなことを言っていた(と思う)が、要するに「何かをした」というアピールが大切なのだろう。手をこまねいているところを一般民衆に知られたくはないのだろう。

今回の判決がおよぼすだろう影響

P2Pという技術に対するイメージは悪化しただろう。あと、僕は言いようのない憤りを感じている(わりとどうでもいい)。

*1:いつだったか、しばらく利用不能になったことがあったと思う

*2:検索クエリをどこまで中継するかとか

*3:現在は、暗号化されたIPアドレスとポート番号をWebサイトなどに公開するなどしている

*4:アインシュタインなんかも含まれてくるんじゃないかな